東京都足立区都市部における住民主体の保健活動

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足立区足立保健所保健婦 佐々木

取り組みの効果

参加者同士が、共通の目標に向かって互いに支援し合う関係が生まれた。また、住民一人一人が地域の中によりどころを作り、そこで活動することに満足を得ることにより、積極的な生活姿勢になっているという影響が見出された。

  • ダウン症児を持つ親の会の方が、集まりの中で自分の子どもの障害を語りはじめた。
  • 「子どもの障害にはふれてほしくない」というそれまでの家族たちの閉鎖的な態度から、一変して今後の自らの歩みに対しての決意を周囲に伝えるようになった。
  • 活動に参加するまでは閉じこもり気味だったお年寄りのコメントとして、「年老いた者にとっては、今日行く所があることが大事。今日の“ああ良かった”が“明日もがんばろう”につながっていく。」という意見が寄せられた。

  • 活動に参加するようになって、痴呆の進みがゆっくりとなった(名前を呼びかけられて反応するようになった)。
  • ○保健婦からの感想

  • 「地域」とは、単に地理的な広がりを言うのではなく、そこに生きる人々がお互いを支え合う場である。

  • 今回の取り組みを通じて、やはり住民の健康の増進には、家族の協力以外に、同じ地域で生活する人それぞれの、相互援助活動が効果的であることがわかった。特に、住民同士のつながりが、希薄になってきている昨今、その重要性は高い。

    今後は、地域活動へのより多くの住民の参加を促すようなネットワークづくりを進めたい。

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